今回は三代目桂春蝶師匠にお越し頂きました。

師匠は既に有名な落語家であり、果たして社友会に来て頂けるのかという不安はありましたが、10年ほどのお付き合いということでなんとか来て頂くことができました。

その昔、桂春蝶といえば桂枝雀と共に関西の落語界ではその名を知らぬ人はいないと言われておりました。その二代目春蝶の息子が三代目春蝶さんですが、ガリガリのお父さんの芸風とはまた異なった趣があります。

さて、今回たまたま前日には阪神タイガースが日本シリーズで38年ぶりに優勝するというハプニングがあり、阪神ファンの多い大阪は大いに盛り上がっていました。そこに根っからの阪神ファンでスポーツ紙にコメントも書いておられる桂春蝶師匠が登場するということで、タイガースのハッピを着て、第1席は演じてもらうことになりました。

一席目はスタートが「私は伊藤忠商事さんの社友会で落語をやるのが幼い頃からの夢やったんです・・・これで人生の目標を失うことになります。・・・」で始まり、続けて上方古典落語の「地獄八景亡者戯」を現在・過去・未来の時制無視で時事ネタを交えたギャグの連続で大いに笑わせて頂きました。